雪山こもりを8年継続中だからわかるスノーボード・ライフスタイル情報サイト

雪山こもり8年スノーボード大好き女子の夏の仕事【リゾートホテル】

2020/09/12
 
この記事を書いている人 - WRITER -
脱サラしてスノーボードのある生活を選んだ、30代独身女子。8年間雪山こもり中。人と違う生き方をするのは色々大変だけど、たくさんの経験をして今の生活が自分に合っていることを実感し、転職経験が多いのは強みだと確信している。

スノーボードが趣味!夏はみっちり働いて冬は滑りまくるぞ!という生活を8年ほど。
冬にめいいっぱい遊ぶため、こう見えて夏は結構しっかり働いています。(どう見えて?笑)

冬のリゾバのお仕事については以前書かせていただいたのですが、Twitterから仕事の話をもっと書いて欲しいとリクエストをいただきましたので、いくつか今まで経験したお仕事について書いていきたいと思います。メッセージなど、本当に励みになります。いつもありがとうございます!

そんな中でも宿泊の仕事は夏も冬も経験があります。高級ホテルから民泊までたくさん業種がありますが、有名リゾートホテル・スパメインの宿泊所・ペンション・ゲストハウスと、実は私経験豊富だったりしまして、今回はリゾートホテルについて書きました!

リゾートホテルの仕事

ホテルの仕事と一言で言っても、たくさん部署があって仕事も全く違います。私が担当していたのは主に料理や飲み物を提供する「料飲部。ただし継続していろんな部署に知り合いができると、会議やパーティなどを担当したりブライダルの担当になったり、今思うとありえないな〜と笑えるのですが、何でも屋さんでした。今回は一番経験の多いレストラン会場での仕事について書きますね!

以前書いたリゾバのレストランの仕事は日帰り客用のレストランでしたが、今回は宿泊客用の朝・夕食レストランの仕事についてです。有名リゾートホテルなので客層も雰囲気も全く違います、接客も勉強になりました!

ある日の1日の流れ

  5:00 起床 フロントさんからもらった賞味期限間近のお菓子を朝食として食べる。(あるある)
制服に着替えて髪もまとめる。
  6:00 出勤 朝食営業のために出勤。(寮から歩いて10分ほど。)
  6:30 朝食営業開始 バイキングなので始まりは少し暇。最初のお客様が帰る頃から激務。
  9:30 朝食営業終了 片付け、掃除。夕食バイキングの準備。
10:30 午前中仕事終了 中抜け開始
11:00 お昼ご飯 早めにとってから部屋で休むこともあるし、先に休んでから午後出勤前に食べることもある。
15:30 出勤 夕食営業のため出勤。
17:00 夕食営業開始 朝食同様、料理の始まりは少し暇。ただしお酒など飲み物の提供もある分、朝食より忙しい。ドリンク類を頼んでからバイキングを取りに行く人がほとんどなので、ただ急いでこなすのではなくタイミングを合わせて席に持っていくのが大変。
20:00〜20:30 夕食営業終了 夕食はお客様の滞在時間が朝食より長く、終わりが遅くなることも。
21:00〜21:30  勤務終了 片付け、掃除。翌日の朝食バイキングの準備。
22:00 寮の部屋に戻る 夕食はバイキングのものを食べたりもらってきたり。
23:00 ホテルの大浴場へ お客様に会うこともある。でも働いてる特権だから遠慮なく入る。
23:45 寝る 夜はだいたい5〜6時間睡眠、中抜けで2〜3時間くらい寝て丁度良い。

 

場所

関東の避暑地。東京からもそんなに遠く無いので金曜の夜に来て月曜にそのまま仕事へ行く人もいるくらい、近場でくつろげる良い立地でした。

自然に囲まれた中でも飲食店や子供から大人まで観光できるスポットが近く、スーパーやファミレス・郵便局なども近くにあったので生活しやすかったです。最寄り駅までは少し遠かったですがバスが出ていたので車がなくても問題なしでした。

拘束時間・お給料

実働も拘束時間もかなり長い仕事でした。基本中抜けのシフトになるので体が慣れるまではきつかったです。本当に忙しい時はプラスでランチも手伝っていたので、朝の6時から夜の22時までという鬼シフト、15〜16時間勤務とかありましたね。

ギリギリそんなシフトがまかり通っていた時代もありますが、忙しすぎて朝食・夕食どちらかが休みになる「半休」というシフトの組み合わせで「1日休」という計算が取られていたという時期もあり、「丸1日出勤しなかった日」というのが月に1日しかなかった…みたいな月もありました。

みみこさん
今じゃ考えられません🙀

現在はなるべく8時間勤務で繁忙期だけは残業、というくらいに抑えてるところが多いので法に触れるほどの働き方は減りましたが、それくらい人員が必要で忙しい仕事だと認識は持った方がいいと思います。

なのでお給料もかなり良かったです。最初こそ時給1,000円と普通の金額でしたが、経験を積むごとにどんどんあげてくれて。今では考えられないような高待遇をしてもらえました。

体が慣れてしまえば中抜けで遊びに行ったり用事を済ませたりもできてしかもお給料が良いという、おいしい仕事ではありました。特に夏の間に冬の分までしっかり稼ぎたい私にとってはかなり好条件でした。

みみこさん
稼ぎたい人には向いてるよね

仕事内容

食事出しの仕事になります。とはいえホテルの通常の食事は朝・夕共にバイキングでしたので、

・調理場から料理を補充する係
・お客様の席の下膳・片付け

というのが主な仕事です。仕事自体は簡単で誰にでもできると思います。

しかし、”ただ出し下げしてれば良い”という気持ちでは成り立たないこともあります。お客様の中にはアレルギーを持った方、小さなお子様連れ、足の悪いご年配の方、バイキングトレイをご自身で持てない方などいろんな方が来店します。相談を受けて対応するのはもちろん、言われる前に「気付くこと」もとても重要です。一般的な飲食店の仕事でも言えることではありますが、ホテルのレストランではその対応への期待値が街中の飲食店よりはるかに高く感じました。

なので常に気配りをすること、笑顔で接客することも心がけつつ、かなりの頻度で起こる理不尽なことにも対応しなければばりません。当たり前ですがラクなことばかりでは無いです。

また、料理出しではコース出しの仕事もあります。結婚式やパーティーでの洋食のコース出し・和食のコース出し共に、マナーややり方に慣れるまでは難しいかもしれませんが、これができると仕事の幅がかなり広がるので機会がありそうなホテルなら今後のために関わってみるのも良いと思います。

ちゃんぴー
自分がお呼ばれした時にも知識や振る舞いが役立ちますよ!

やって良かったこと・大変だったこと

良かったこと

レストランで一言二言話しただけのお客様でも、覚えてくれていて帰り際や次来た時に声をかけてくれたりしたこと。

料理に関しての知識やマナーを覚えられたこと。

大変だったこと

理不尽なことが日常的に起こること。いろんな部署があっていろんな年齢層の方が働いてるのでその関わり合いもうまくやらないと自分たちがやりにくいだけでなくお客様も迷惑がかかる。

スタッフにもお客様にも神経をすり減らすことがしばしば、でした。

どこもそうですが、いろんな人がいます。場所や土地柄にもよりますが、中でもホテルの従業員は、訳ありな人や変な人…と言って良いか、とにかく自分の常識が通じないことなんてザラにあります。「そんな考え方もあるんだな」とポジティブに解釈しないと自分のメンタルが潰されそうになることが多々ありました。

ちゃんぴー事件簿/あるあるネタ

事件なんて人聞きが悪いですが、いろんな人がいるおかげで本当にいろんなことが起こるんです(笑)

その1.痴情・恋愛のもつれ
どこの部署の誰々と誰々が不倫してます、こないだ奥さんが押しかけて来ました、日常茶飯事です。

その2.人が急にいなくなる、やめる
不倫がバレて移動させられる、気づいたら支配人変わってる、派遣がバックレる、日常茶飯事です。「今日から派遣さん入るよ」と聞いてたのに来ない、とかもよくある。

その3.常に人手不足
会場ごとのシフトが組まれてるが、全然足りてない状態でスタートしてから他部署で手が空いた人が合流してくれるシステム。そりゃ16時間労働なるよね(笑)

その4.非正規社員さまさま
非正規が全員休んだら営業できない。(だからと言って扱いが良いとは限らない)

その5.部署間の連携ミスの多さ
パーティや会議の人数変更を始め、料理や席の発注数は合わないのが基本(ちゃんとしてるとこはちゃんとしてるよ!)

その6.お客様からのナンパ・セクハラ
電話番号渡される、部屋に誘われる、女子はよくありました。私は宴会中にセクハラを受けることもあり、嫌でそのホテルを辞めたこともあります。ちなみにそのお客様は警察官…。教職や自治体、公務員の宴会が荒れるってのもあるあるです。(全員ではないので悪しからず!良い人もいます!)

その7.洗い場と調理場の仲が悪いと雰囲気最悪
その間を行ったり来たりする料理出しスタッフはハラハラ。たまにとばっちり。

まとめ

今でも自分の接客の基盤はこの時のホテルでの経験が生きてるなって感じてます。大変なこともよく起こりますが、たくさんのトラブルが自分の引き出しを増やしてくれるので特に若くて体力があるうちにどんどん飛び込んだ方がいい仕事だなって思います!

仕事に慣れてしまえば旅行に来ているような気分で楽しめますので、温泉に入れたりホテルバイキングを安く食べられたりメリットも多いのが魅力です!

この記事を書いている人 - WRITER -
脱サラしてスノーボードのある生活を選んだ、30代独身女子。8年間雪山こもり中。人と違う生き方をするのは色々大変だけど、たくさんの経験をして今の生活が自分に合っていることを実感し、転職経験が多いのは強みだと確信している。







- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。

Copyright© 30代からのSnow Life , 2020 All Rights Reserved.