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スノーボードが趣味。とは?

2020/08/24
 
この記事を書いている人 - WRITER -
脱サラしてスノーボードのある生活を選んだ、30代独身女子。8年間雪山こもり中。人と違う生き方をするのは色々大変だけど、たくさんの経験をして今の生活が自分に合っていることを実感し、転職経験が多いのは強みだと確信している。

こんにちは!ちゃんぴーです😎

秋になり日に日に寒くなってくると、スノースポーツをする方は毎日ワクワクソワソワしますよね!そんな「スノーが趣味」な方たちについてもっと知ってほしい!

今回は、『スノーボードを趣味にするってどういう事?』というお話です。

ちゃんぴー
スノーボードが趣味の人、私のまわりにはもちろんたくさんいますが、これを読んでくださってる皆様のまわりにもたくさんいらっしゃるのではないかしら?
みみこさん
でも「スノーボードが趣味です」と聞いて、まさか仕事を辞めてまで雪山にこもるようなハマり方はなかなか想像できないよね😹

 

スノーボードができる時期

スノーシーズンていつからいつまでを想像しますか?一般的にスキースノーボードができる!といえば12月〜3月くらいかな、と想像する方が多いですよね。

しかしどうでしょう。

私もよく初滑りに行くイエティーは、毎年10月中旬頃にはオープン予定です!早い人は10月中にシーズンインです。

「日本一オープンの早いスキー場」
スノータウンYeti(静岡県)
出展:公式サイト
http://www.yeti-resort.com より

そしてこちらは雪深いところにありますのでむしろオープンは4月😲そしてなんと7月頃まで滑走可能だからびっくり!夏スキー・スノーボードといえば月山聖地です!

夏まで滑れる!

月山スキー場(山形県)
出展:公式サイト
https://mtgassan.gassankanko.jp より

必死に「山の白いところ」を探し求めてる人たちは、10月から7月まで滑ってます!!

ここまでとは言わずとも、11月中にオープンしてGWくらいまで営業しているスキー場は各地に結構あります。

街中は春というか既に初夏の日差しを感じる4・5月も、山の上は雪が残ってますからね。

是非ともシーズンめいいっぱい遊んで欲しいなと思います!

ちゃんぴー
4月になるとめっきりお客さんが減ってしまうのはやはりイメージの問題なのかなぁ😢

ちょっと聞いて!春滑りシーズンは良いことだらけ!

  • 空いてて滑りやすい
  • コース数・幅が減少する分チケットが安くなるところがほとんど!
  • シャバシャバ雪になるので転んでも痛くない!
  • 春パークが盛り上がってる!
    ※場所による
    (雪が柔らかいと恐怖感が減るヨネ!
    )
  • 寒すぎず軽装でも滑りやすい!
  • 晴れた日のビールがうますぎる!

春滑りは初心者にも玄人にも嬉しいことばかりなのです。オススメ!

※気候によってオープン時期や営業に変動がありますので、お出かけの際は各スキー場HP等でよくご確認ください!

スノーボードを趣味にしてる人の傾向

以前、あるスキー場さんと市場調査に関わったことがあるのですが、「スノーボードが趣味」と言う方の頻度や装備について聞いてみた結果です。

【約50%】年に1〜数回

《車》レンタカーやツアーバス、または冬装備のないマイカー。

《滑る装備》全てレンタル。またはウェアは自前、ギアはレンタル。

今度の3連休どこ行こっか〜?
温泉がいいかな〜🤔あっ!スノーボードもいいね!
オッケ〜スノボにしよっか♪何年ぶりかな〜滑れるかな〜(笑)

 

※遊びに行く予定を立てる中でスノーボードも選択肢の1つ。温泉やホテルの目的地を先に決めてから行ける範囲のスキー場選びをしたりもする。旅行の中の1つのコンテンツ。

【約40%】年に数回か月1程度。またはお泊まりツアーを年に1〜数回。

《車》マイカー。普段使い重視の2WDなど街乗りカーが多い。

《滑る装備》セットで全て揃えて使えなくなるまで数年使用。

今年もスノーボード旅行行こう〜!
いいね!お正月休み予定立てよう〜!

 

※スノーボードは毎年の恒例行事。みんなの予定の合う時に行けたらいいな♪という感じ。

【約10%多分今はそれ以下に減ってると思う】休みの日は毎日

仕事のオフは全て滑りに。夜勤明けでも滑る。週7滑る人も。仕事やめちゃう人もいる、雪山にこもる、そんな人たちです。

《車》SUVや4WDなどスノーボードのために選んだ車。冬山装備バッチリ。車中泊も可。

《滑る装備》ほぼ毎年購入。早い人で1月から来シーズンの事を考え、シーズンが終わる頃には予約済。

来週どこ滑るの〜?俺夜勤明けになっちゃうけど合流させて〜!
オッケー!今の天気予報だと白馬かな〜代わりに朝一パウダーいただいとくね❤️
うわいいなー!引き継ぎソッコー終わらせて寝ずに向かいます(`_´)ゞ

 

※スノーボードに行くの前提。行ないことはあっても行ない選択はない。こんな会話をきっかけに、雪のいい日には急に風邪ひいて欠勤する人が増えるとか増えないとか…ゴニョゴニョ…

一言で趣味と言っても、お金や時間の使い方がこんなに違います。多少レベルも関係ありますが、私のように下手くそでも「残りの10%」に該当する人もいます。

ちゃんぴー
ではその雪山こもりをする人たちについてさらに掘り下げて行きますよ!

「雪山こもり」をする人

雪山こもりとは、スノーエリアに住み込みで働きながら(または夏の間にお金を貯めて冬働かずに)スキースノーボードをする人たちです。

スノーを一番に考えてるので、冬を大事にできるよう期間従業員のような働き方をする人や、そのままスノーエリアに移住する人もいます。

この雪山こもりの人にも、色んなタイプの方がいらっしゃいます。

1番多いのは、リゾバ



リゾートバイト、派遣ですね。スキー場などで働きながらタダで滑れるところがほとんどで、出会いもある♪

寮に入ってみんなでワイワイ、休みの日には滑ったりみんなでお出かけしたり。

働くところ・住むところが一緒に見つかるのはかなり美味しいですし、それにプラスして遊びもできて最高ですよね。

私もスタートはリゾバからでした。全然お金なんて持ってなかったけど、派遣先さえ決まれば交通費も支給だったしご飯も出してくれる寮だったので、素晴らしすぎてなんでみんなやらないんだろう?ってギモンでした😂

ちゃんぴー
リゾバに特化した派遣会社はいくつかあるので、見比べてみるのもいいです♪

次に多いのが、直雇用

スキー場やスキー・スノーボードスクールなどテナントの直接雇用。

毎年山に行っているといろんなところで繋がりも出来るし、住まいの確保をしてくれる所がほとんど。

こちらもタダで滑れるところが多い。

ただし一般的な求人と同じように、派遣より時給が安くなるところも少なくない

食事や寮費の条件も派遣とは異なることが多いので、事前によく調べたほうがいいです。

求人検索サイトやスキー場やテナント企業のHPなどからシーズンのアルバイト情報を探し、採用まで自分でこぎつけるのは一般的なバイト探しと同じですね!

POINT
毎年行きたいと考えるような場所ならば、派遣よりも直雇用の方が確実に雇ってもらえる率は高くなるだろう。ただし条件は派遣の方がいい場合もあるし、長く続ければ交渉次第で良くなるかも?

少数派、素こもり「偽ローカル」

あとはごくわずかですが、現地にアパートを借りるなど住まいを確保し、スキー場で働くか、現地で休みのとりやすい仕事について滑り倒す人たち。

「素こもり」って意味的にあまりピンと来なくて、私はこんな人たちを「偽ローカル」と呼んでいます。決して悪口じゃないですよ、ローカルではないけどローカルみたいな人たちなので愛情を込めてそう呼んでいます!

リゾートマンションを買ったり家をシェアしている人もいます。仕事の見つけ方は直雇用と同じですね!

リゾバ派遣よりは出費がありますが、その分より自由度が高いので思いっきり滑れます。

例えば
雇い先のスキー場がクローズして契約終了したら、リゾバ派遣は規定日数以内に寮を出なきゃいけないけど、自分でアパート等を借りていれば、そのエリアでまだオープンしているスキー場に滑りに行くことも働き口を変えることもできるから誰よりもシーズンを長く過ごせるよ!

移住して冬は雪山・夏は農業、など、冬活動しやすい環境を作った生き方を選んでいる人も少なくないです。

みみこさん
自分の好きなことのために仕事や生活を頑張れるって、本当に素敵なことだと思う😌

趣味とは?

趣味っていうのは人によって度合いが違います。

ある人にとっては生き甲斐。
ある人にとっては仕事。
ある人にとっては気晴らし。
ある人にとっては交流の手段。などなど・・・

なんとなく一言に趣味と言ってもどれほどやりこんでるかの違いがご理解いただけたでしょうか😂

すげーハマっちゃってる人は、【10月のイエティOPEN】から【7月の月山CLOSE】まで実にき…きゅ…9ヶ月間も雪山に通い続けます!山に白いところがある限り!!

さらに言ったら夏場は人工芝で練習できる施設に通ったりしますので、実は一年中、板の上に乗ることができます。

みみこさん
夏までスノーボードするの!?
ちゃんぴー
そうなの。たまにスノボするよって人とやりこんでる人にはこれだけの差があることを、なかなか想像できないよね…🤔

だからこんなトラブルも…
『スノーボーダーと付き合ったら必ず起きるトラブル』
付き合いたての頃は滑りに行くことに対して 「行ける時にはどんどん行って」なんて言ってた相手も、だんだん 「また行くの?」になり、終いには 「私(俺)とスノーボードどっちが大事なの?」 出ました〜この言葉は破壊力がスゴイ。この言葉が出たらもう続きませんね・・・ みんな、趣味と聞いて想像するレベル(技量のレベルもですがここでは頻度や気持ちの入れようのレベル)が違いすぎます。

私がスノーボードを始めた頃やそれ以前はリゾバでも滑りたくてスキー場で働く人が多かったですが、今はスノーボードのためにスキー場を選ぶ人は本当に減りました。

どちらかというと賑やかさとか出会いとか、単に稼ぎたいとか、そっちの方が多いです。

もちろん悪いことではないのですが、何としてでも滑りに行こうぜ!って勢いが仕事中にも感じられなくなってきたのが個人的にはとても寂しいです。

スノーの楽しさをもっと知っていただき、少しでも業界が盛り上がってほしいと願うばかりです!

そして趣味に生きる楽しさももっと知ってほしいしそういう生き方を選んだ人たちへの世間の風当たりがもう少し良くなってくれたらな、と、毎日考えております。

カップルや友人で趣味の話になった時には、気持ちの入れようが人それぞれである事を理解し、みなさまどうか寛大な心で受け止めてくださいね😌


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脱サラしてスノーボードのある生活を選んだ、30代独身女子。8年間雪山こもり中。人と違う生き方をするのは色々大変だけど、たくさんの経験をして今の生活が自分に合っていることを実感し、転職経験が多いのは強みだと確信している。







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