スノーボードが趣味の30代女子、反復性肩関節脱臼いわゆる脱臼ぐせを治すべく、利き手である右肩の手術を受けることになった筆者でございますが、その準備について詳しく説明していきます。持ち物や申請書類など、事前にきちんと調べると不要な負担が減りますよー!
手術を決意するまでにどんな過程があったか、また手術の経過からスノーボード復帰など、脱臼ぐせの手術の記事をまとめました!
ちなみに今回のページで一番伝えたいこと、
脱臼ぐせの手術が決まったら・・・
とにかく前びらきの服を
用意しろ!!
(あと脇毛の脱毛はしとけ!)
手続き関係
保険の手続きは基本的に退院後だけど、
確認はしておこう!
⚫︎スノーボード保険
⚫︎その他医療保険など
これはなるべく先に手続きしよう!
⚫︎限度額適用認定証の申請
スノーボード保険
事故報告の連絡を保険会社にして、必要な書類を送付してもらいます。電話またはインターネットでも可能なところもあります。
・受傷した日時、場所など状況の詳細
・そのために通院した病院名
・手術や入院の有無(術式の正式名称)
などが分かっていればOK👌
私が加入していた保険は自身に対する補償金額が少額なプランなので、病院からもらっておかないといけない書類はなし。
入院通院に手厚い保障が付いている保険で請求額が規定額を越えるようなものでは、医師からの診断書が必要になると思います。保険会社から発行された用紙を医師に書いてもらう必要があるので、書類の申請自体は早めにやっておくといいと思います。
ただし、いずれにしても請求できるのは退院後です。通院の保障があるものについては一通り治療が終わるまで保険会社とお付き合いすることになりますので、そんなに焦らなくても大丈夫です。
補償の対象になる条件も定められていますし、そもそも保険適用されるかだけでもわかる範囲であらかじめ確認しておくと安心して挑めますね。
スノーボード保険に関しては加入していない人も結構いるみたいで、大事な話なのでまた別記事でも紹介したいと思います。(追記:下記記事にまとめましたので参考にしてください!)
その他医療保険など
これは(解約などの予定もなかったので)基本的には退院後に行います。
金額的にスノーボード保険などより掛け金が大きい場合がほとんどかと思いますので、おそらく医師からの診断書や領収書などが必要になると思います。なので退院してからでも問題なく間に合います。(というか領収書は退院が決まって支払いしないともらえないですし)
申請の時にはまた事故や手術の詳細な情報が必要になります。どんな風に手続きするかだけでも保険会社に確認しておくとグッド👍
限度額適用認定証の申請
「高額療養費制度」
健康保険の被保険者であれば1ヶ月の医療費が高額になりそうな時に申請をすれば保険医療機関の窓口で支払う医療費を一定額以下にとどめることができる制度です。
全額支払いをしてからでも申請をすれば限度額との差額が返ってきますが、一時的にでも高額な支払いをするのはかなり負担になるので、入院まで時間がある時には先に「限度額適用認定証」をもらっておくのがベストです。
事前に申請して認定証をもらっておけば医療機関の窓口での支払い時一定額(限度額)までしか支払わなくて済むよ、という制度☝️
所得により金額は変わりますが、参考までに70歳未満の方でこの制度を適用すると、標準報酬月額が30万円の方で1ヶ月の自己負担限度額は80,100円〜です。ただし差額ベット代など限度額には計算されないものもあるので、入院で個室を希望の方などはご注意くださいね。
国民保険の方は市町村の役所、社会保険の方は協会けんぽの各都道府県支部にて申請できますので、お住まいの地域・会社等でよくご確認ください。
なので手術日が月末で翌月まで入院になりそうな方などは各月での限度額になりますのでご注意ください。
持ち物
- 着替え
- タオル類(大小各2、3枚)
- 洗面用具・歯ブラシセット
- コップ・箸など飲食セット
- ティッシュ・ウェットティッシュ・綿棒
- マスク
- 化粧品・リップクリーム・ハンドクリーム
- 生理用品
- 鏡
- ドライヤー(貸出可のところも多い)
- 延長コード(スマホ充電用)
- 履き慣れた靴
- 必要書類・印鑑
- お薬手帳
- ペットボトルの水
- 現金3万円ほど
- 暇つぶしグッズ
持ち物に関しては、だいたい1週間の入院の準備ということと、利き腕を固定されるということを想定して用意します。
点滴などもあり両手を使えない時もありますので、よーく考えて荷造りします。
着替え
具体的には以下だいたい3セットくらいあれば1週間分くらいですかね。
とにかく前開きに限る!そして着替えに負担がかからないよう、ゆったりめサイズがベストです。
私、インナーにブラトップ(キャミソールにブラジャーパッドがついているもの)を持って行ったのですが、着脱大変だしお風呂に入れない時期は体を拭いてもらうのにもやりにくいのでやめた方がいいですね・・・
前開きのパジャマ
肩を固定するので前開きじゃないときついです。肩じゃなくても手術時は基本前開きのものを用意するよう病院からも言われます
部屋着
パーカーのような前開きのものがいいです。フードがついていないものだとさらに楽です。固定器具の邪魔になります。
靴下
私は入退院時くらいしか使いませんでした
下着
女性の場合、入院しているくらいの時期では一人でブラジャーをつけるのは不可能に近いです。
看護師さんが手伝ってくれる間はいいですが、いずれは自分一人でやることになるので、フロントホックのブラジャーを絶対に用意した方がいいです。絶対にです。
術後すぐの時は着替えが痛くてノーブラで過ごす事も多いので、少し大きめサイズの1枚羽織れるものがあるとグッド。
ちなみに私はこれを3セット購入。フロントホックでしかもマグネットで装着できるので本当に楽!セクシーさは置いといて、まじで買ってよかった(涙)
飲食セット
一通り持参しましたが、コップなど洗うのが面倒でしたね。紙コップでもいいかもしれませんが、飲み物はペットボトルのもので飲めば問題ないかと思います。
箸は洗う必要のない使い捨ての割り箸、利き腕を手術したので術後は病院食をおにぎりのような片手で食べられるものに変更してもらったので苦労はほぼなかったですが、逆の手でも食べられるよう使い捨てのスプーン・フォークも一応用意しておくと安心です。
ただし歯磨きの際には片手というだけでなくかがむ動作も肩にひびくため、コップがないと口をゆすげないです。歯磨き用くらいであればさささっと水洗いでいいですしね!
身だしなみグッズ
綿棒
片腕では耳かきができなくなるので必須!
マスク
病院ではメイクは基本しませんが、点滴で両手をふさがれるなどお顔の産毛剃りなんかもマメにはできないので、人がくる時やちょっと買い物に行く時にもマスクしてると楽でした。
ちなみにこのマスクが劇的に息がしやすい&耳が痛くなりにくくて超絶オススメ!色違いで爆買いしました👌寝る時にも乾燥防止で使ってます、普段から手放せない!!
靴
転倒防止のためスリッパではなく靴にするよう看護師さんに言われました。が、いくら履き慣れていても紐靴とかではなく、片手でもすっとはけるスリッポンとかがいいですね。靴の脱ぎ履きのストレスは結構ありました。
私はこれ!履き慣れたVANSで♩
現金
入院中はちょっとした飲食代くらいしかかからないのですが、術後に使用する固定器具(24,000円)の購入が必要でした。保険適用なので3割負担になりますが、振込後に申請して(国保は役所、社保は協会けんぽへ)差額が戻ってくるとのことで、一度全額振り込む必要があるとのこと。
3万円持ってきてよかった〜(入院前に言ってよね…まぁATMもあるけどさ…)
暇つぶしグッズ
PC
許可をとれば持ち込めます。仕事で必需品なので助かりました。機種名とかを詳しく確認されました。
本、雑誌類
飽きちゃってずっとは読んでられませんでした。(性格?笑)
その他入院中必要だったと思う物・事
ズバリ!のど飴
この後の記事で詳しく書きますが、術後数日間、おそらく口から酸素の管を挿入した影響で喉が痛かったり咳が止まらなくなったりしました。特に術後翌日の朝、のど飴が欲しくて家族に買ってきてもらいました。
特に女性!汗拭きシート
手術後すぐはお風呂に入れず数日間は体を拭いてもらうのみになります。実際私がシャワーを浴びることができたのは術後3日目でしたが、もちろん手術した肩周りは絶対に動かせませんので、脇を拭いてもらったり洗ったりすることは不可能です。
それでも肩の状態を先生にみてもらう為に肌を出すことになります。医師や看護師さんたちは慣れていますので、気にせずみてくれますが私としては体臭がしたらどうしようと気になり恥ずかしくてしょうがなかったです。
いい香りのシートがあれば拭くこともできたなぁと思いました。
ということは…脇毛の処理
1ヶ月くらいは脇毛の処理に困ることになります。脇毛をカミソリで剃る格好を想像してくださいね。手を真上にあげて脇を広げますよね。あの姿勢は術後しばらく不可能です。(追記:脇毛を剃る体勢は術後10ヶ月くらいまでキツかったです)
洗ったり拭くだけでも痛いのに…まぁそこまで広げなくてもできますが、剃るなんて全然無理です。
私は幸い永久脱毛済で本当によかったと思いました。
ちなみに同様の状況だった友人はリハビリ中も未脱毛で脇全開だったため、「まぁ割り切って先生にすみませんって言いながら過ごした」そうですが、相当恥ずかしかったようです。
脱毛に関しては今度記事書きたいなと思ってます、(追記:下記記事にまとめました)身支度を整えられない事ってストレスも溜まるのでほんと大事だと思います。
まとめ
準備としてあらかじめやっておいてよかったと思ったのは、やはり保険関係の確認と限度額認定証の申請ですね。保険によっては病院で早めに用意してもらわないといけない書類があったりするので必ず事前に確認しましょう。
そして着替えやすい衣類の準備も必須です。
あとこれは余談ですが、手術のために前開きのパジャマを購入したのですが、寝心地が不安で入院前に試しに着て寝てみました。
普段Tシャツとかで寝ている人は寝心地がかなり違うので注意です。伸びる生地ではなかったので寝返りが打ちにくく何度も目が覚めてしまいました。これから購入する方はその辺も考慮してからの方がいいかもしれません。(神経質すぎ?笑)