リゾートバイトに行って滑りまくるにはどうしたらいいのか?のおまけ編。
リゾバ派遣だとなかなか無い案件もあったりするので、どういう環境の中でどのくらいの頻度でスノーボードをしたいのか、本気で滑りたい人がよく考えるためのまとめです。
働きながら滑れるとは言え、リゾバに求人が出ている案件ではどの職種も仕事以外の休みの日や中抜けなどで滑れる、というのがほとんどです。でもある程度滑れる人なら、滑ること自体も仕事になります。
仕事で滑れる職種って?
スキー・スノーボードスクールのインストラクター
給 料 |
時給またはレッスン1本の単価。 資格を持っている人はそこそこ良い。持ってない人は最初はスクールウェアを着せてもらえなかったり、めちゃくちゃ給料が安かったりする。 私が聞いたり経験した例:時給850円〜1500円、1レッスン5000円など |
滑 る 時 間 |
たっぷり。休憩中や待機中自由に滑れるところも多い。ただしレッスン中は初心者に教えることの方が比較的多いので、ずっとワンフット(ビンディングに片足しかつけない)で滑ることも多い。 レッスンが入っていない時に、教え方の講習などやってもらえたりするので、滑りっぱなしで1日終わることもある。 |
メ リ ッ ト |
暇な時は教えてもらえる。人に見られているという意識からか上達が早い。 資格試験をスクール内受験できたりするので、スムーズ。 道具手当や、他のスキー場のリフト券割引がある(有資格者特典や、スクール指導者優遇など) |
求 め ら れ る 実 力 |
ジャンルはテクニカルやアルペンの人が多いが、フリースタイルやグラトリレッスンのあるようなスクールもあるので求められる実力は様々。 スキー教室などお子様への対応も多いし、最近では外国人のレッスンも多い。 サポートなど仕事は色々なので採用時点で資格を持っていなくても雇ってもらえるところがほとんどだが、教える立場としては資格をとるのが通常の流れなので実力があるだけでなく資格取得も無視できない。 |
リゾバ派遣よりスクールで直接雇用のところが多く、毎年校長などの声かけでスタッフが集まっているところが多いです。
働きたいスキー場やスクールに知り合いがいればツテを最大に使って聞いてみましょう。ツテがなければリゾバよりスキー場HPの求人から応募する方が確実です。
人手不足なところが多く、他の仕事と掛け持ちで土日だけ手伝いにくるスタッフもいますので、年末年始の休暇の時だけ働くなど、短期・単発の仕事も歓迎されます。
パトロールスタッフ
救護搬送(前向きで滑る)や落し物回収(場所によっては歩く、登る必要があったりする)の関係上、スキーが滑れないとダメなところもあります。
給 料 |
すごく良いわけではないが拘束時間長めのところも多いので、そこそこ稼げる 私が聞いたり経験した例:時給850円〜1200円 |
滑 る 時 間 |
巡回や落し物回収などで滑る時間多めだが、あくまでも移動手段としてという感じで、楽しんで滑ってる場合ではない。 コースの状況確認やトラブルがないかを見回るのも仕事なので、誰よりも早くゲレンデに出てコース準備をし、お客さんの追い出し(コースの最終確認)もするために誰よりも遅くまで滑る必要がある。 トラブルが発生すると医師免許や看護師資格を持つ救護チームと連携して、救護や搬送など、休憩をとる暇もなくバタバタする1日もある。 |
メ リ ッ ト |
あくまで落し物を拾う目的や安全確認のためだが、一般のお客さんが入れないリフト下などを滑ることもあるため、リスクはあるがうらやましいコースだったりする。 (危険なポイントの確認などもあったりするのでデメリットとまでは言わないが、責任のある仕事である) 道具手当があるところも多い。 |
求 め ら れ る 実 力 |
ジャンルは様々だが、基本雪崩など雪質の変化が理解でき、一般の人が怖がるようなところも滑る場合があるので、その経験や判断力も求められる。 人命もかかっているので言い方悪いですが下手な人にはできない仕事です。 スキー場によってはスノーパークのコース整備もパトロールがやってたりするところもある。 |
リゾバからまたはスキー場HPの求人検索から応募。どっちからの雇用かで時給が結構違ったりするので、よく調べた方が良い。医療系の資格も活かせるため、一般のアルバイト求人検索にも出てたりする。
ディガー
キッカーやBOXなど、スノーパークの整備をする人。アイテム造形後や整備後に試しで入ることもあるし、そもそも入れないとどんな形が安全で楽しいかなどわからないので、ある程度パークを流せるレベルでないとできない。
ただし、整備を手伝うだけでもいいほど深刻な人不足なところもあるので、やる気次第では仕事をするのに支障ないくらいのレベルに滑れるまで面倒みてくれたりするところもある。
給料 |
時給は安いが拘束時間長めのためまあまあの額にはなる。月給制で15万円くらいってのもよく聞く。 プロ資格を持っていると時給高めのところもある。 私の友人たちの給料例:時給850円〜1400円。 |
滑る時間 |
パトロール同様、誰よりも早くコース確認に出て、整備のため遅くまで作業するが、整備以外は自由に滑れるところが多い。 むしろディガーがカッコよく滑ることが安全のための見本や宣伝になったりもするので、どんどん滑ってこい!という感じのところが多いようだ。(個人的にも、ディガーが滑らないパークなんて魅力ない!と思っている。) ただし、造成作業等で圧雪チームと協力して作業することがあるため、深夜作業もあり、睡眠時間や生活リズムがおかしなことになる時も。(いつ寝るの?という日がたまにある) |
メリット |
ウェア支給を始め、道具の支給がある。(必ずではないが、スキー場によっては決められたメーカーの中で自由に選べたりもする) とにかく滑れる。ほぼほぼ自由に滑れてお金がもらえるなんて最高。 上手い人と繋がりもできて上達が早い ディガーをやるような人はスノーボードが生活の一部のようになってきている人が多い。みんな真剣にスノーボードをしているので大会に出たりするのも理解があり、みんなお互い様でシフトを回している。むしろガンガン滑らないようなディガーは、「なんのためにやってるの?」という冷たい目で見られることも。 |
求められる実力 |
ジャンルはほぼみんなフリースタイル、スロープスタイル、ハーフパイプ。 資格は必須ではないけど大会に出るなど競技者としてやってる人が多い。 ゴリゴリのスキー・スノーボーダーって感じでちょっと怖いかもしれないけど、中身はみんなスノースポーツをこよなく愛するいい人ばっかり! |
リゾバからの求人はほぼ無い。(私はみたことがない)ほとんどがツテか、スキー場からの求人。
またはパークプロデューサーと呼ばれるパークのレイアウトを考えたりするようなプロスノーボーダー集団の会社やメーカーに委託しているところもあるので、有名なパークはハードルが高かったりする。
ツテがない人は、最初は求人の出ているスキー場で始めてみてから徐々にツテを作ったり、行きたいパークに通いつめて仲良くなる方法もある。
どうしても繋がりがなければスキー場に直接問い合わせるか、ディガーっぽい人に声かけちゃうのも有りです。とにかく上手い人と仲良くなれば、大会で顔を合わせたりしているので遠かれ近かれ繋がりは絶対にできる!そこから人脈を広げて行きたいスキー場のディガーになりましょう。
まとめ
細かく言ったら仕事として滑るという職種、まだあるのですが、一般的に通常募集からつける仕事としてはこの辺です。イメージつきましたでしょうか?
リゾバからの派遣では見つけられない仕事もあるんですよね。ツテも非常に大事です。
自分がどのくらいの頻度、どんな風に滑りたいのか、よーーーく考えてSnow Life を楽しみましょう!