こんにちは!ちゃんぴーです!
実は美容師でもある私、日焼けに関してもしっかり勉強しましたよ!
スノーボード女子・ヨコノリ女子・アウトドア女子(もちろん男性も!)は紫外線と一年中戦っております。屋外での遊びでは暗い室内と違ってお肌の隅々までよーく見えちゃいます。綺麗を保つのはもちろん、荒れたり痒くなったりしてからでは遅いです。
実は私も30代に突入してから紫外線アレルギーに悩まされてます。日焼けすると蕁麻疹みたいになって痒くて痒くて…
周りの友人でもやはり30歳過ぎてから急にお肌トラブルに悩む人が多いみたいだよ!
性質を理解してきちんと対策したいですね
紫外線の種類
紫外線は波長の長い順に「UV-A」「UV-B」「UV-C」と3種類に分けられます。波長が短いほど体に作用しやすく、波長が長いほど皮膚の奥まで入り込むという性質があります。
紫外線についてはこちらの記事に性質など詳しく書きました!⬇︎
日焼けについて
日焼けしやすい人、しにくい人って何が違うの?
欧米人に多い
「もともと色白で日焼けすると真っ赤になっても黒くはならない人」
日本人に多い
「もともと肌が薄い褐色で日焼けすると赤くなり、その後黒くなる人」
これにはメラニン色素が関係しています。
「色白の人ほどメラニン色素量が少ない」というのは知識として知っている人も多いと思いますが、それがどう関係するの?
黒くならないってことは
「肌が黒くならない=日焼けをしていない」
ということではありません。
黒くならないということはUV-Aのダメージを受けていないように感じがちですが、紫外線のダメージはみんなしっかり受けています。
生まれ持ったメラニン色素量が多いと、紫外線に当たった時にダメージをブロックするためにさらにメラニン色素を増やして戦い、その結果黒くなります。逆に量が少ないとメラニン色素を生成する力が弱く戦いきれないので黒くならないのです。
つまり
「すぐ真っ黒になる人」の方が日焼けしてると思われがちですが、実際日焼けによるダメージをがっつり受けているのは「真っ赤になって黒くならない人」なのです。
じゃあ「すぐ真っ黒になる人」は対策しなくてもいいの?
そんなことないよ!紫外線のダメージは蓄積されていくので、気付かないうちに老化や皮膚ガンなど怖い疾患の原因にもなり得ます。どんな体質の人もしっかり対策が必要です!
紫外線対策には乾燥が大敵
肌が乾燥したり荒れていると、バリア機能が低下し日焼けしやすくなります。また、肌の水分量が減るとターンオーバーが乱れて結果シミなどができやすくなります。
とにかく「乾燥」は大敵なのです。
乾燥肌の人や乾燥している時期に日焼け止めを塗る際は、その前に化粧水コットンを貼り付けるなどして肌をしっかり保湿しましょう。
冬も紫外線対策って必要?
参考までに気象庁のデータ、1990年〜2019年つくばの観測結果を見ると、平均紫外線量は夏の7・8月頃が一年で最も高く、冬の12・1月頃が夏に比べておよそ1/3〜1/4ほどで最も低い数値になります。
確かにこれだけで判断すると冬は対策がおろそかになりがちですが、その性質から考えてみましょう。
気象庁HP 紫外線 各種データ・知識解説より抜粋
紫外線の性質
- 地表で反射する紫外線の量
新雪:80%
砂浜:10〜20%
コンクリート・アスファルト:10%
水面:10〜20%
草地・芝生・土面:10%以下 - 標高が1000m上昇するごとに紫外線量は10〜12%増加する
- 紫外線の強さに時間をかけたものが紫外線量。弱い紫外線でも長時間浴びれば強い紫外線を短時間浴びたのと同じになることもある。
環境省紫外線環境保健マニュアル2020 より抜粋・要約
新雪で80%も反射するの!そりゃ雪焼けするわけだ!
夏の紫外線の特徴
太陽高度が高い。(太陽が真上にあるイメージ)
紫外線量が多く、真上から紫外線が降り注ぐので顔の中でいうとTゾーンと呼ばれるおでこや鼻あたりなどの出っ張ってる部分が日焼けしやすいです。
冬の紫外線の特徴
太陽高度が低い。(太陽が斜め方向にあるイメージ)
夏よりは紫外線量が少ないですが、太陽高度が低いと斜め・横から紫外線が降り注ぐため顔や体全体が日焼けしやすいです。
さらにスキー場では
夏・冬の紫外線の特徴をわかりやすく図にしました。紫外線の性質で説明したように、雪面では激しい照り返しがあり紫外線をおよそ80%も反射すると言われています。これはどういうことかというと…
太陽からの紫外線直射光は夏より冬の方が弱いですが、反射は夏のコンクリートよりも冬の雪面の方が強いのです。しかもボコボコした雪面では乱反射して体全体に浴びることになります。
また、スキー場のように標高の高い場所では紫外線量も増えますので、本当にしっかり紫外線対策をしないと夏の紫外線同等、もしくはそれよりダメージをくらう可能性があります!
特に気をつけたいのは雪が降っているのに太陽の明るさを感じる時です。降っている雪の粒が全部鏡だと思ってみてください。乱反射でギラギラ眩しそうなことが想像できるでしょうか。
それだけ紫外線も散乱するんだね!
そして冬は乾燥する時期です。
乾燥が紫外線対策の大敵であることはお話ししましたね。もともと乾燥しやすいお肌の方は特に気をつけないとどんどんお肌がボロボロになります。
「雪目」の危険性
目に入る光は直射日光より反射した光に気をつけなければなりませんので、帽子をかぶって直射日光はまぶしくないから大丈夫、というのは間違いです。
予防するためにはサングラスやゴーグルで目を保護することが有効です。
ただし、ただレンズに色がついているだけの安価なものは紫外線のほとんどがカットされず目に届いてしまいます。
また、レンズの色が濃ければ濃いほどいいかと聞かれれば必ずそうではありません。暗いと瞳孔が開いて紫外線を含む光をより吸収しようとしてしまいます。
安価でもいいので必ずUVカットのものを購入してください。
※ゴーグルはそれ以外にもつける理由があります。詳しくは下記記事も参考にしてください。⬇︎
日焼け止めの効果
ここまでお話ししたように、日焼け止めは地表へ届く有害な紫外線から肌・身体を守るために使用します。
SPFとPAの違い
日焼け止めを買う時に「SPF50」とか「PA+++」とか書いてあるけど、とりあえず数が大きければいいと思って買ってる方が多いのではないでしょうか?
SPFとは
UV-Bを防止する。1〜50+まで強さがあり、数字が大きいほど強い効果がある。日本人の肌が日焼けをしないのが50くらいとされているので、それ以上強力なものは50+と表記されるそうです。
PAとは
UV-Aを防止する。+〜++++まで強さがあり、+が多いほど強い効果がある。
確かに数が大きいほど強力な日焼け止め効果がありますが、日焼け止めには紫外線吸収剤の他多数の添加物が入ってますので「強力な日焼け止めほど肌に与える負担も強くなる」と知ればできればあまり長時間は使用したくないですよね。
強けりゃいいってもんじゃないのです。
また雪山や海などでは汗や水で流れにくいウォータープルーフの日焼け止めを使用することも多いと思いますので、使用後のクレンジングにも気をつけなければなりません。
こんなの嫌ダァァァァ😭
炎天下でのスポーツなど今日はがっつり紫外線を浴びるなって日は一番強力なものを使って頂いていいかと思いますが、夏場でも短時間外に出るだけであれば強力でなくともSPF30・PA+++くらいでも充分効果的です。
日焼け止めを塗る時の注意点
- 化粧下地などもそうですが、塗ってから肌になじむまで15分くらいはかかるものが多いです。それを見越して準備をしましょう。
- 2〜3時間ごとに塗り直しをしないと、朝一度塗っただけでは効果を充分に発揮できません。塗るタイプのものだとメイクの上から塗り直しできない場合がありますので、そんな時はスプレータイプのものを使うと便利です!
色々使ったけどアネッサ最強だわ〜
- 日焼け止めを使った日はしっかりクレンジングで落とす
- くれぐれも乾燥には気をつける(日焼けをしてしまった時はもちろん、日焼け止め使用前後もコットンパックなどでしっかり保湿)
まとめ
普段の紫外線ケア、また雪山での日焼けに気をつけなければならない理由がご理解いただけたでしょうか。
またすごく忘れがちなのですが、唇もUVカットのリップクリームなどで忘れずにケアが必要ですし、髪の毛のUV対策も必須!
全身気をつけなければならないのです!
普段からお肌の手入れを入念にしている方でも、冬は特に紫外線への対策を怠っている方も見かけます。
せっかく綺麗に見えても、対策しないと数年後お肌トラブルに悩まされる日が来るかもしれないですよ!早め早めに1分でも若いうちから気をつけましょう!