こんにちは!ちゃんぴーです!
私、スノーボードのショップ店員をやっていろんな商品を見てきたんですが…
中でも気になって狙っていたゴーグル…
SMITH 4D MAG™
(仕入担当が在庫取ってくれたので遠慮なく買えたよーーーー🙌)
という事で、2019シーズンに登場したSMITHの4D MAG™を購入し、1シーズン使ってみてのレビューをまとめました!
SMITH 4D MAG™とは
SMITH 4D MAG公式ページ
このゴーグルの最大の特徴は死角となる下方向への視界が広くなるよう設計されている事。
同じ系統の I/O MAGよりも視界が25%も広くなったというから驚きです!
従来の一般的なゴーグルの形よりも下の部分が広いのがわかりますでしょうか?
従来のゴーグル
SMITH 4D MAG
◯の部分 下方向が見える
レンズがぐるっと内側に巻いてます。ここで下方向の視界を確保しています。
バードアイビジョン、まさに鳥のように広い視界を手に入れたようなレンズですね。
価格はモデルにより41,000〜45,000円とお高級ゴーグルなんですが、視界の広さだけでなく色や凸凹の見やすさ、くもりにくさの観点からも納得するお値段です。
「MAG」というだけあってレンズ交換はマグネットで簡単!左右のロックを押すだけです。
しかもクロマポップレンズが2枚標準装備、
クロマポップレンズが2枚標準装備!?😳
晴天用・悪天候用計2枚付いてくるんですよ。クロマポップが!(※調光モデルはクロマポップ調光とクリアレンズの2枚付属)
私たちの目に届く太陽光は、光の三原色である赤・緑・青の3色が重なり合って白っぽく見えます。この3色の波長が重なりあった部分をはっきり見えやすくコントロールすることで、それぞれの色を鮮明にする技術。要するに色を際立たせて見えやすくする技術です。
他にも「TLTレンズテクノロジー」で歪みのないクリアな視界を実現し、「球面カーボニックX レンズ」を採用していて表面の傷への耐久性や衝撃強度にも優れている。
さらに「5X アンチフォグ・インナーレンズ」というくもり止め加工。他社のようにレンズ表面にコーティングしたくもり止めではなくレンズの素材そのものに練りこんで作られ、くもる原因を抑えている技術です。通常の「SMITHフォグX」の5倍もくもりにくいそうです。(くもるまでの時間を5倍遅くする)
ASIAフィットモデルも出ていますので日本人の顔の形にもフィットするようデザインされていて安心です。
✔︎視界が広い✔︎見やすい
✔︎くもりにくい
✔︎頑丈
ゴーグルに必要なものが全て揃った感じですね。価格が高いのには理由があります。
いつもは2〜3万円台のゴーグル使ってたんですが、プラス1万でこの快適な見やすさが手に入るなら惜しくないと思いました。
型落ちならかなり安く買えるので、ネットショップで探してみてね!
下方向が見えるメリット
1. ジャンプの着地が見えやすい
私まだまだたいして飛べないんですが、回転が足りてなくて頭を振る時とかブラインド着地(ランディングの時に進行方向と逆の山側を向いて着地する)の時、空中で最後のちょこっとが見える。(気がする)
このちょこっとが見えるか見えないかって、立てる(転けずにランディングできる)か立てないかに直で関わってる気がします。
「気がする」ばかりで申し訳ないのですが、これのおかげで立てたと言っても過言ではないでしょう!私の実力なんてそんなもんです😂
とにかく見やすいです。頭一振り分、プラスで見える感覚でした!
2. ツリーランで瞬時に判断するときの視界が広い
ツリーランの時って本当にとっさの判断が必要な場面が多いです。
これは上の「1.」でも言えることなんですが、例えばこの写真、私のツリーランの時の視界をご覧ください。
①飛べそうなポイントを見つけモーションに入る
②飛ぶ瞬間に着地らへんに枝がいることに気づく
③ギリだけど枝を越えられるように飛ぶ
④空中でその先の木も避けつつ行けるコースを判断する
③と④の間には、下方向にある枝も気にしつつ前を見て判断したい。
この時に首を下に向けなくても目線を下げるだけで見えるってのはすごくラク!というか私のように安定感のないジャンプしてる人は、頭の位置ひとつでジャンプが不完成になるので実際すごく重要だと思う。
私、ツリーラン苦手なんですがそんな人こそ使ってみてほしい!ツリーラン好きになります😂
3. ビンディングの付け外しがラク
正直今まで通常のゴーグルを使って脱着していて、そんなに不便に思ったことはないのですが、今回このゴーグルを使ってみてめっちゃラクに見えると思いました。
片足固定されてる状態で脱着しますので確かに体勢的に無理をする場合がありますよね。
私、体かたいので尚更なんですが😂
4D MAGを使ってから通常のゴーグルに戻すと視界が狭くなった実感があり、違いがよくわかりました。
1日に何回も行う動作なので、これもポイント高いなぁと思いました。
4. ゴーグルをはずさずにiPhoneを操作できる
リフト中にLINEやSNSチェックしたりしたいですよね。
動画や写真のチェックだとさすがにゴーグルはずして見たいんですが、待ち合わせのための連絡などちょっと文字が読めればいいくらいだったらくもり防止のためにもなるべくゴーグルはおでこにつけたくないです。
普通のゴーグルだとiPhoneを顔の前見やすい位置まで持ち上げれば見えますが、膝の上で操作できる。
そう、4D MAGならね。
(言ってみたかっただけですスミマセン笑)
リフトから落とす心配も減って地味にうれしいです!
5. (おまけ)ゴーグルしたまま立ちシ○ンできる
これは男性の友人からの感想です。
女の私にはわかりかねますが、やはりなるべくゴーグルはおでこにつけたくないくもり防止の観点からも、おトイレの時にゴーグルはずさずにできるよと。本当に?(笑)でもかなり嬉しいらしいっす😂
デメリット
見えるに越したことないので、基本的にはデメリットってないのですが…
構造上、あえて、どうしてもあえて言うならば。
1.酔う
これは少数派なんですが、私はちょっと気持ちがわかりました。
レンズの特徴である下方向の部分をよく覗こうとすると、少し「ウッ」ってなります。見慣れない視界だからレンズの歪みとかに敏感なのかもしれないです。
ただこれは静止中の話で、私は滑ってる時には全く気にならなかったです。なのでそんなに問題ないかなと思います。
2.ガサツに置けない
これは展示会の時に撮らせてもらったんですが、ここにクロス置きたくなる気持ちわかるよねって😂
実際レンズが直でガツっと当たる感じではないですが、通常の形状よりは気になります。
しかしこれはフレームレスのゴーグル使ってる人だったらすでに経験済かと思います。
むしろフレームがあってもガサツに置いちゃいけないですよね。このゴーグルだから特別ってわけではなく、どんなゴーグルも丁寧に扱いましょう、という結論です!
ちなみに私はゴーグルを乾かしたい時は置かずに、ベルトを引っ掛けて干してます!
まとめ
総じて素晴らしいゴーグルです。
くもりにくい・見やすいゴーグルは他社にもありますが、この視界があるのはこのゴーグルだけだなって実感しました。つけてみるとわかるのですが、広く見えてちょっと不思議な感覚です。
視界・ゴーグルのストレスを感じながらでは絶対に良いパフォーマンスはできません。
個人的には私みたいにまだ回転をかけるジャンプやツリーランに不安があって判断能力絶賛磨き中の方にぜひとも使ってみて欲しいアイテムだなと思いました!
同じくこれを購入した友人と、「死角ジャンケン」をして変なテンションになっていたのは先シーズンの良い思い出😂
ぜひみなさんも試してみてください笑